屋根のリフォーム工事 屋根カバー工法 断熱効果
2022/06/15
今日はカラーベスト屋根リフォーム カバー工法の断熱効果についてお話しします。
メンテナンスコストからみても、塗装をするよりもメリットのあるカバー工法ですが、実際にその断熱効果はどうなのでしょうか。
カバー工法の方法や使用材料によってもその温度差は変わります。
写真のグラフについて説明します。
緑色のグラフは野地板張り/ルーフィングの上にガルバリウム鋼板屋根材を直張りしたものです。太陽熱がダイレクトに屋根裏に伝わっていて、2Fの室内はとても暑そうです。
その下のオレンジはカラーベスト屋根になります。熱伝導率が鉄板よりも若干低いのが分かります。
ここまでは、よくある従来の屋根工事だと思います。
下の水色と紫がカバー工法になります。
水色はカラーベスト屋根の上にルーフィング施工後、断熱材(ポリオレフィンフォーム:ペフ)を敷いてガルバリウム鋼板屋根材を施工したものです。(写真3)
厚み5mm程度の断熱材ですが、断熱効果は高くカラーベスト屋根と比べて16.4℃も低いです。
さらにはルーフィング施工後に断熱材付きニチハ横暖ルーフを施工した場合はカラーベスト屋根よりも21.7℃も下がります。もの凄い断熱効果ですね。(写真2)
これだけ温度に違いがでると、エアコンによる電気使用量にも大きく影響がでると思います。
もちろん予算に応じてですが、どんな工事をどんな材料で行うかもじっくりと考えなければなりません。
このカバー工法はあくまでも既存のカラーベスト屋根の上に直に屋根材を張る工事になりますが、当社はこの他にも「通気工法による屋根カバー工法」を推進しています。
この「通気工法」についてはまた後ほどお話し致しますが、しっかりとした屋根リフォーム工事で省エネルギー対策基準をクリアした場合には、当社は国土交通省登録事業者なので国のリフォーム補助金を受けられることもあります。
補助金についてもまたお話し致します。